皆さんこんにちは!センチュリー21オリオンの『ヒロシ』です。
今回は「初めてのお部屋借り③」ということで①、②に続き第3弾です。今回のテーマは『初期費用』
お部屋探しにおいて、部屋の良しあしは当然として次に気になるのがこの「初期費用」というお声がとっても多いんですね。
そもそも「初期費用」はだいたいどれくらいなのか?一般的なケースで仲介手数料を含み、凡そ賃料月額の5倍程度と言われています。
内訳は…
①敷金(賃料1ヶ月分)
②礼金(賃料1ヶ月分)
③前家賃(賃料ヶ月分)
④管理費・共益費
⑤保険料
⑥保証委託料
⑦鍵交換代金
⑧仲介手数料(概ね賃料1ヶ月分+消費税)
※あとは日割家賃というのがあります。
皆さんがイイなと思ったお部屋の「初期費用」が高いか安いかの判断は賃料月額の5倍程度の金額と比べて高いか安いかがバロメーターとなります。
①②③はまあお分かりいただけるかと思うので、④⑤⑥⑦⑧についてお話していくと、
④の管理費・共益費は物件ごとに千差万別です。0円のところから高いと1万数千円取られるところもあります。家賃だけに気を取られて管理費等を見落とすと結局支払額は家賃+管理費ですから思った以上に毎月の支払も大きくなってしまいますから要注意!
⑤の保険料は保険の内容にもよるので確定的にいくらです!とは言い切れませんが、だいたい1万数千円から2万円程度といったところが多いようです。
⑥の
保証委託料については、
「初めてのお部屋借り②」にて連帯保証人と保証会社について触れていますので、ここでは金額についてのみお伝えすると、だいたい賃料総額(家賃+管理費等)の50%というのが多いようですね。
次に⑦鍵交換。これは任意(つまりお客様の自由)というところもありますが、原則不動産会社としては強く交換をおススメしています。なぜなら…お住まいになるお客様の生活の安全を確保するため。鍵の種類にもよりますが費用は1万数千円から高いと3万を超えるケースもあります。
最後、⑧仲介手数料。これは貸主・借主双方から合計で賃料1ヶ月分(+消費税)まで頂いていいとされています。ただ、借主から半分、貸主から半分などと負担割合まで決まってはいません。最近の賃貸物件はほぼ全件「借主100%負担」です。つまり借りる側が賃料1ヶ月+消費税を仲介手数料として支払うという形です。
さて、以上が初期費用の一般的内容ですが、これに加えて「24時間サポートサービス」とか「お部屋の除菌消臭代」とかいろんな名目で加算されることもあるので、個々の初期費用についてはしっかりと不動産屋に確認するのがベストです。
こうして結構な金額になってしまう「初期費用」ですが、これを少しでも安く抑えたいというのは人情ですよね!
抑えるポイントは(1)敷金や礼金がない物件を狙う(2)連帯保証人がいれば保証会社を使わなくてイイところを狙う(3)鍵交換はお客様の自由(任意)というのを狙う(4)入居のタイミングを月末か月初で設定する※日割家賃の発生が抑えられます(5)仲介手数料の減額交渉をしてみる(6)フリーレント付の物件を狙う…こんなところです。
※フリーレントとは家賃をタダにしてくれるという意味。例えばフリーレント1ヶ月なんてな物件があったら、原則1ヶ月分の家賃が無料になる。
ただこれはしっかりと確認して具体的にいくら安くなるのか聞いておく方がイイですね。
但し注意点もあって、敷金がゼロという物件には「室内清掃費」などという名目で数万円の請求が為されるケースが多いです。また仲介手数料ゼロ!などと謳っている物件は別の名目でいくらかの請求が為されるケースも散見されます。
最後に、「初期費用」はいつ頃までに払えばいいのか??
極論を言えば契約の当日持参でも可!となりますが、現実としてはやはり契約の1週間から10日くらい前にはお支払いを完了頂くようお願いしている業者がほとんどです。